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 わたくしは専門の歴史研究者ではない。一介の古代史愛好家に過ぎない。

 しかし、もともと歴史に関心があって、郷里である奈良(わたくしは広陵町出身)の古代史に関心を持ってあれこれ調べていた。わたくしが調べていたのは「七支刀」という古代の刀と「隅田八幡人物鏡」という古代の鏡である。この刀と鏡については後に簡単に述べることにしたい。

 さて、あれこれ調べているうちに、わたくしは妙なことに気がついた。私が呼んだ『東アジアの古代文化』という論文に載せられた「七支刀」と「隅田八幡人物鏡」に関する論文が、過去に別人が書いた本の内容と酷似していたのである。

 『東アジアの古代文化』に論文を載せたのは張八鉉という韓国人留学生である。留学生の書いた論文が
蘇鎮轍という韓国人歴史学者(韓国の私立大学で政治学専攻を研究する教授だという)の出した本の内容とそっくりなのである。

 もちろん、この留学生も論文で蘇教授の論文を引用したことを明らかにしている。しかし、その引用部分以外にも随所で蘇教授の論文をことわりもなしに引用しているのである。引用のことわりのない引用は、盗用である。剽窃である。

 わたくしが調べると、この韓国人留学生が『東アジアの古代文化』に載せたのは、自分の博士論文だということがわかった。つまり、この留学生は他人の論文を無断引用して、博士論文を提出し、博士学位を授与されたことになる。